バッハは管弦楽組曲第3番から、ヘンデルはソナタ HWV 367b(op. 1/11)。イザイはバッハのウィルヘルミ編曲(G線上のアリア)について、移調によってこの曲が持つ敬虔で神秘的な雰囲気が損なわれている、としています。ここにご紹介するのはウィルヘルミと同様G線で始まりますが、原調(ニ長調)により、G線をAに上げ、ヴァイオリン・パートを、G線を弾く部分はハ長調、他の弦の場合はニ長調で記譜する、というユニークな編曲です。
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