1928年以降、国外での指揮活動を精力的にこなしていたグラズノフですが、1932年、健康を害したためパリに居を定め、1936年、この地で亡くなります。わずかに3曲とはいえパリ時代の作品はいずれも充実しています。有名なサクソフォーン協奏曲、最後の作品であるオルガンのための幻想曲、そして、最後のフル・オーケストラ作品である「叙事詩」です。初版のベライエフはかなり以前に絶版になっていましたが、このたびソビエト版のリプリントがヘフリッヒから刊行されました。
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